「ノートは写すものではなく、自分を表現する場所」
これは、算数の授業を通して子どもたちに伝えたい大切なメッセージです。
最近では、学習ノートにも「進化」が起きています。ただの5mm方眼ではなく、「180°フルフラットに開くノート」が登場し、子どもたちの学び方が大きく変わりつつあります。
この記事では、算数の学習におけるノートの位置づけと、注目の「水平開きノート」のメリット、実際に使ってみて感じたことを紹介します。
ノートは「考える力」を表現するキャンバス
算数ノートというと、「先生の板書を写すだけのもの」と思われがちですが、それはとてももったいない考え方です。
ノートは、以下のような役割を担っています
- 自分の考えを図や言葉で整理する
- 答えにたどりつくプロセスを可視化する
- 誤答の原因を振り返るための記録になる
だからこそ、ノートの使い方は画一的であってはいけないと考えています。
できる限り、子ども一人ひとりが「自分だけのノート」を作っていく(創っていく)ことが理想です。
従来の算数ノートの「見落とされがちな弱点」

高学年の多くが使っている「5mm方眼ノート」は確かに便利ですが、こんな悩みはありませんか?
「見開きで作図しようとすると、ノートの真ん中の“溝”がジャマ…」
この「中心の段差」は、意外と大きなストレスになります。特に算数の図形・作図単元では、ノートの中央まで線を引く場面があり、正確に描くのが難しくなるのです。
注目アイテム「水平開きノート」とは?

最近登場した【ショウワノート 水平開きノート】は、180°にパタンと開く「段差ゼロ」の学習帳です。
- ノートの中央に段差がないから作図しやすい
- 見開きで使えるから表現が広がる
- ページが勝手に閉じないので授業中も快適
使用例


このノートを算数で使うことで、「表現の自由度」がぐんと広がりました。ノートの構成に縛られず、自分なりの見方や考え方を記録できるのは大きな魅力です。
【ショウワノート学習帳】 水平開きノート


デメリットがあるとすれば、通常の学習ノートに比べて価格が少し高いという点でしょう。
- 一般的なノート5冊:約500円
- 水平開きノート5冊:約700〜800円(※販売サイトによる)
価格差は200〜300円程度。この差をどう捉えるかは家庭や学校によると思いますが、個人的には十分にペイできる価値があると感じています。
<ショウワノート 学習帳 水平開きノート 5mm方眼 5色セット>
指導者・保護者の役割は「ハード面の環境づくり」
子どもたちは、自分の力で表現力を伸ばしていきます。しかし、そのためには「環境面のサポート(道具・教材)」が欠かせません。
- ノート
- 筆記具
- 作図道具(コンパス・定規)
- 書きやすい机や照明
こういった「学びのインフラ」を整えるのは、大人の役目です。
ノートが変われば、算数が変わる
「子どもが書きたくなるノートを用意すること」
それは、学力向上のための「最初の一歩」かもしれません。
表現力・思考力・論理性…
すべては、「ノートから始まる」と言っていいかもしれません。
<ショウワノート 学習帳 水平開きノート 5mm方眼 5色セット>

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