ノートは表現の場
算数の学習におけるノートというのは、ただ先生が書いたことを写すものではなく自分の考えを表現する場だと捉えています。ノートの型については「ああしなさい、こうしなさい」と、あまり細かくは言いません。自分だけのノートをつくることが理想だと考えています。もちろん、そのための支援はします。
従来の算数ノート
さて、ここからはハード面に関することです。
算数ノートは、どのようなノートを使っていますか?恐らく表紙のデザインは違えど、高学年なら5mm方眼を使用している子どもたちが多いのではないでしょうか。
しかし、この5mm方眼(他の大きさのノートも)ですが弱点が1つあるんです。あまり、その視点で考えたことはないと思いますが、何か分かりますでしょうか。
そうです、見開きで使用する際に真ん中の溝が邪魔になることです。もし、この溝がなければノートの表現の方法に多様性をもたすことができます。また、作図もしやすくなります。
最新の算数ノート
最近は、上の写真のように180°水平にノートが開くため間の溝がないんです。これは小さいようで、とても大きな革命だと思います。ほんの少しの工夫が、子どもたちの能力を伸ばします。日々の授業でも言えることですね。
使用例
社会と国語の例を載せていますが、算数においても使いやすく、子どもたちの表現に幅をもたすことができます。ハード面を整えるのは指導者や保護者の役割です。子どもたちの能力を伸ばすために出来る範囲の支援をしていくことが大切です。
【ショウワノート学習帳】 水平開きノート
ただし、良いことばかりではありません。物事には光もあれば影もあります。唯一のマイナス面を挙げるとすれば、値段がほんの少し高いことです。従来のノートと比較して、5冊セットの料金が200円〜300円ほど高くなっています。ここをどう捉えるかは分かれるところだと思いますが、個人的には、ここの数百円の投資はペイできると考えています。
今回はノートでしたが、今後も最新の学習用具を紹介していきます。
コメント