みんな大好き、丸亀製麺
国内外で1000店舗以上ある丸亀製麺。行ったことある人は分かると思いますが、値段に対するクオリティーが高く、毎週食べても飽きない味です。
うどん自体が美味しいのはもちろんですが、トッピングが充実しているところも魅力と言えます。
そこで、今回の算数は丸亀製麺を題材にした授業をご紹介します。単元でいうと6年生の「場合の数」です。
個人的には釜玉うどん、かけうどん、ちくわ天が大好きです!
問題
毎日、丸亀製麺へ行きます。
写真に載っている中から、2種類の異なる天ぷらを選びます。
最長何日間、異なった組み合わせを選ぶことができますか。
目標
ここの単元での目標は以下の2点です。
①起こり得る場合を順序よく整理するための図や表などの用い方を知ること。
②事象の特徴に着目し,順序よく整理する観点を決めて,落ちや重なりなく調べる方法を考察すること。
小学校段階では計算によって求めるのではなく、実際にかき出して求めることを大切にしています。
なので、今回の問題についても実際にかき出して調べていきます。
考え
名称を置き換えて書く
まず大切なことは名称を置き換えるということです。
「れんこん」「かぼちゃ」「たまご」・・・
1つ1つを正しく書くのは時間がかかり、とても大変です。
よくある方法としては最初の一文字をかくという方法です。
例えば「れんこん」なら「れ」、「かぼちゃ」なら「か」、「たまご」なら「た」といった具合です。
しかし、今回の場合は9つもありますので、最初の一文字だと途中で混乱してしまいそうです。
こういう時は仮の番号やアルファベットに置き換えると分かりやすくなります。
「れんこん」なら「1」や「A」、「かぼちゃ」なら「2」や「B」、「たまご」なら「3」や「C」
では、今回は番号に置き換えてかき出していくこととします。
樹形図
答え
2種類ずつ選ぶと、36日間異なった組み合わせを選ぶことができる。
最後に
実際に書きだしてみると、なかなか上手くいかないことの方が多いです。9種類もあるので尚更です。
大人だと頭の中で9C2と先に答えを出してしまい、答えの数になるように樹形図をかくことができますが、子どもの場合はそうはいきません。
かいては確かめ、かいては確かめを繰り返して答えを導き出していきます。しかし、これも算数にとっては大切なスキルです。本単元でいうところの「落ちや重なりなく調べる」ところにあたります。
きっと、子どもたちが集中するため教室中が「シーン」とした空気になるでしょう。この「シーン」とした空気の時、子どもたちは成長しているのです。
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