鉄板ネタ
今回、ご紹介するのは幅広い学年で使うことができる鉄板ネタです。授業開きに使っても良し、単元の中に組み込んでも良し、学習参観で使っても良しと、どの場面でも大活躍する授業といえます。この教材を活用することで、子どもたちは楽しみながら学び、授業の充実感を味わうことができます。
また、休み時間や自宅に帰ってからも「やりたくなる学習」ですので、ちょっとした算数ブームが起こるかもしれません。普段自宅で算数のことをあまり話さない子どもたちが、ある日突然、算数について話し始めることに、驚く保護者もいることでしょう。
さぁ、算数ブームを巻き起こしましょう!
問題
21個のたこやきがあります。
それを2人で交互に食べていきます。ただし、1度に食べれるのは1回につき3個までです。
最後の「まずまずたこやき」を食べたほうが負けです。
めあて
たこやきゲームの必勝法を考えよう!
考え
必勝法
①後攻を選ぶ
②足して4になるように、たこやきを食べる。
相手が3個なら、自分は1個。
相手が2個なら、自分は2個。
相手が1個なら、自分は3個
つまり・・・
21÷4=5あまり1
あまり1が「まずまずたこやき」なのです。
授業の流し方
先生と、たこやきゲームで対決したい人はいますか?
ちなみに、先生はとても強いよ!
はい!対決したいです!
じゃあ、先にたこやきを食べていいよ。いくつ食べますか?
3個食べます!
先生は、あまりお腹が空いていないので1個しか食べません。
このように子どもたちに先行を取らせて、指導者は「足して4」になるように食べていけばオッケーです。これを繰り返すと、必ず指導者が勝ちます。
先生が勝ちましたね。他に先生と対決したい人はいますか?
はい!絶対に勝てます!
先生も負けませんよ!じゃあ、いくつ食べますか?
このように、最初に2人ぐらいと対決して、先生が勝ってしまってください。
先生とても強いな・・・何か秘密でもあるのかな?
配布物
隣同士で実際に対決をさせる中で、必勝法を見つけることができるようにします。
そのために、何度も対決ができるように、上記のものを配布します。
まとめ
・4のまとまりになるように食べる。
・x+y=4
など、クラスの実態に合わせてください。
時間に余裕があれば、自分たちで問題を作成させることで学びが深まります。
おわりに
今日、お家の人とやってごらん!
勝ったら好きな晩御飯のおかずをリクエストするんだよ
このように、今回の学習は学校での出来事(しかも算数の授業!)をお家で話すきっかけともなります。そして、子どもたちは得意気な顔でお家の人に「実は必勝法があって・・・」と話すことでしょう。後日、それを聞いた保護者は「家でも算数のことを話していました」と担任に報告してくるかもしれません。たった45分の学習が、良い意味でさまざまな人を巻き込んでいきます。
是非1度試してみてください。きっと教室に算数ブームが巻き起こることでしょう。
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