面積
小学校4年生で、初めて「面積」について学習します。その後、5年生や6年生でも面積の学習を進めます。
この記事では、正方形と長方形を組み合わせた図形を取り上げ、1本の直線を引くことで面積を2等分する方法を探求します。子どもたちの論理的思考と図形の理解力を鍛える貴重な機会となるでしょう。
今回の学習で大切なことは、「なんとなく」や「勘」で行うのではなく、しっかりと算数の力を使って考え、そしてそれを説明できることです。
パズルを行う感覚で楽しく学べる課題だと思います。
単発で行うことも可能です。
問題
正方形と長方形を組み合わせてつくった図形があります。
直線を1本引いて、この図形の面積を2等分しましょう。
道具は使ってもいいんですか?
道具は何を使っても構いません。もちろん、使わなくても構いません。
このまま、問題に取り組んでも良いのですが、ほんの少し条件を足すとさらに子どもたちの挑戦意欲が高まります。
条件
あ、1つ言い忘れていました!
面積を2等分する考えを「1人2つ以上」ノートに書きましょう。
えーー!?
このように条件を追加することで、問題を解いた後でも「他にどんなアプローチがあるか?」と算数に興味を持つことができます。
今回は一人当たりの選ぶ数を最低2つ以上としましたが、問題に応じて一人当たりの数を3つ以上にしても構いません。クラスの状況に合わせて柔軟にアレンジしてください。
考え
その1
その2
その3
全ての共通点
どの考えも共通しているのは「2本の対角線が交わった点を通る直線」ということです。
おわりに
このような問題を通して、子どもたちは数学的な思考力や論理的思考を養いながら、図形の性質や関係を深く理解することができます。また、他の考え方を探求することで創造力や問題解決能力も向上するでしょう。
算数の授業において、面積を2等分する図形問題は子どもたちにとって興味深く刺激的な課題です。このような問題を通じて、子どもたちの数学的な成長と学習意欲を促進することが重要だと考えています。
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