【長さ】カラダものさしを使って○○を測ろう!【2・3年】 - バズさん〜バズる算数〜

【長さ】カラダものさしを使って○○を測ろう!【2・3年】

C 測定
のなごん
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量感って?

量感というのは「量についての感覚」のことを指します。今回は「長さ」における量感について書いていきたいと思います。

よく量感を豊かにするための指導法として「反復練習」をさせる指導者の方を目にしますが、はっきりとそれは間違っていると言えます。

学習指導要領に「身の回りの大きさがどのぐらいの大きさかを知っていると、その大きさを手掛かりに、およその大きさの見当を付けることができる」とあるように、身の回りでもとにする大きさを知る事(知るような手立てを打つこと)が量感を豊かにするための指導として大切なことです。

「カラダものさし」

カラダものさし?

教科書にも指導要領にも載っていない、私が創った造語です。

「カラダものさし」というのは、身近である自分の体でつくるものさしのことです。

・親指と人差し指を直角に広げた際の指先と指先の長さの「あた」

・指4本分の長さの「つか」

・両手を広げた長さの「ひろ」

・歩幅指の長さ

・自分自身の身長

・足の大きさ

自分自身の体のあらゆる部分の長さを知っておくことで、その大きさを手掛かりにおよその大きさの見当を付けることができるようにします。

カラダものさしをつくろう!

カラダものさしの特徴は子どもたち一人ひとりの長さが異なるということです。計測しにくい箇所については友達と協力して測るなどし、しっかりと一人ひとつのカラダものさしをつくるようにしてください。計測したら紙にメモして、いつでも見返す事ができるようにノートに貼らせてください。

ワークシートはこちら。

いつ、どのカラダものさしを使うか

カラダものさしという道具を得ることができましたが、大切なことは子どもたちが場面に応じて、カラダものさしを自由自在に使って、おおよその長さの見当をつけることです。

長いものなら、身長や歩幅、両手を広げた長さが有効でしょう。

短いものなら指の長さや、拳の長さが有効でしょう。

また、必ずしてもピッタリとはいかない場面も出てくるはずです。そんな時は、いろんなカラダものさしを組み合わせて測る必要が出てきます。

目的に応じたカラダものさしを使えることは、量感を豊かにするためにはとても大切なことです。

カラダものさしを使ってサッカーゴールの横の長さを測ろう!

予想
のなごん
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(写真を映して)プロのサッカーゴールの横の長さってどれぐらいなんだろうね?

カラダものさしのことが頭に入っているなら、これだけでも45分の学習ができるぐらい子どもたちの意見は活発になります。算数で大切なことは「勘」で答えるのではなく根拠をもって考えることです。子どもたちはキーパーの大きさから予想を立てていきます。

プロサッカー選手のキーパーは背が高い。僕のお父さんの身長が○cmだから、これよりも高い。僕の身長が・・・などと段階を踏みながら予想していきます。

カラダものさし

スズランテープを実際のサッカーゴールの長さに切ったものを用意します。それを実際に窓側から廊下側へと伸ばしていきます。きっと教室からはみ出てしまうでしょう。

ここでの子どもたちの反応は「思ってたより大きい!」「すごい!」となります。

各班に1本渡して、あとはカラダものさしを使って計測していきます。身長を使ったり、足の大きさを使ったりするなどして計ることでしょう。

カラダものさしでの計測を終えたら、1度全員着席させて各班に結果を聞いていきます。

定規(orメジャー)で測る

最後は定規(メジャー)を渡して、実際に計測させます。私が実践した際は、全ての班がニアピンでした。それほどカラダものさしの精度が高かった(量感が豊かになっている)といえます。

まだまだ続く

カラダものさしを使った実践は他にもたくさんありますので、後日紹介していきます。

今回のように身近なものから、もにする大きさを得ることが、量感を豊かにするためには大切なことだと思います。

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