マサイ族の視力は6.0!?
こんにちは!今日は、視力をテーマにして算数の学習を進めていきます。これは、6年生の「比例・反比例」に関連する授業ですが、子どもたちは皆、視力検査を受けたことがあるでしょう。身近なテーマを通じて、算数を楽しく学んで行きましょう。
もしかしたら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ひと昔前にはマサイ族の視力が非常に高いと言われていました。その視力はなんと「6.0」「8.0」「10.0」とまで言われていたこともあるのです。
授業の導入から子どもたちの興味関心を高めて、楽しい45分にしていきます。
導入
視力検査をします!5m離れた場所からこれが見える人?
見えます!
5m離れた場所から見えた人は視力1.0です。
問題
マサイ族の人は視力が6.0と言われています。
では、6.0の視力を測るにはどうすればよいでしょうか。
見通し
視力を測る距離を変えればいいのかな・・・
視力を測るCの大きさを変えればいいのかな・・・
配布物
考え
見通しのところで子どもたちが言ったように、考える方法は主に以下の2つが考えられます。
- C(ランドルト環)の大きさを変える。
- 視力を測る距離を変える。
1.C(ランドルト環)の大きさを変更するには、まず元の大きさを知っておく必要があります。実際に測定する距離を5mのままにし、C(ランドルト環)の大きさを視力6.0に合わせようとすると、非常に小さくなります。そのため、書くことが非常に難しいです。この方法は実用的ではありません。
したがって、今回の学習では2.測定距離を変える方法に焦点を当てて進めていきます。
比例になっていることを抑える
配布物の表を全て埋めます。すると比例になっていることに気づくはずです。まずは比例についてしっかりと抑えます。
xの値が○倍、対応するyの値も○倍。
文字式に表す
しかし、この表には1.6までしかありません。問題は6.0を求める必要があるので、このまま順番に書いて行くのも大変です。(もちろん順番に書いて考えるのアリ)
そこで、視力xと距離yを文字式に表していきます。
y=X×5
代入して考える
求めたいのは視力6.0です。そのため、xに6を代入します。
y=6×5
y=30
答え30m
おわりに
答えが分かった瞬間、子どもたちの反応は「すごい!」となるでしょう。実際に屋外で実験を行って確認することも面白いかもしれませんね。
今回の学習は、事前に比例についてしっかり理解してから進めることで、より深い理解が得られるでしょう。
研究授業でも実施可能な学習内容ですので、ぜひ試してみてください!
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