ミスタードーナッツを算数の教材に!
ミスタードーナッツと算数は、一見すると関連性のない組み合わせのように思えるかもしれません。しかし、ほんの少し工夫するだけでミスタードーナッツも算数の教材になります。子どもたちは「食べ物」が登場する学習が大好きです。こういった動機付けも、長く授業をしていると必要になってくるテクニックの1つです。
この記事では、ミスタードーナッツを題材にした算数を楽しく学ぶ方法を探っていきます。
ポンデリングが一番のお気に入りです!
導入
これは先生が大好きなモノなんだけど、何か分かるかな?
えーなんだろう?もっと少し詳しく見せてほしいです!
じゃあ、もう少し詳しく見せますね。
あ!分かった!
ドーナッツ!ポンデリング!
よく分かったね!先生はポンデリングが大好きなんだけど、食べたことある人はいるかな?
問題
のなごん先生がミスタードーナッツで何を買おうか悩んでいます。
のなごん先生は食いしん坊なので、たくさんのドーナッツをお持ち帰りして食べようと思っています。
財布の中に入っているお金は1000円です。
おつりがないように、1000円ぴったり買うにはどのように買えばよいでしょうか。
ミスドの全メニューはこちら。
問題のポイント
今回は「1000円ぴったり」という条件があります。
なので、子どもたちは「あーでもない、こーでもない」と色んな組み合わせをして考えることでしょう。さて、1000円ぴったりになる組み合わせはあるのでしょうか。
考え
1014円(誤差14円)
- ホットドッグ(388円)
- ポン・デ・リング(151円)
- ポン・デ・ストロベリー(162円)
- チョコファッション(162円)
- オールドファッション(151円)
1003円(誤差3円)
- カフェインレスコーヒー(302円)
- フランクフルト(237円)
- チョコファッション(162円)
- ポン・デ・リング(151円)
- ハニーチュロ(151円)
999円(誤差1円)
- 汁そば(374円)
- 白いポン・デ・リング(172円)
- ハニーディップ(151円)
- ドーナツポップ(8個入り)(302円)
実際に試してみましたがジャスト1000円ならず。
もしかするとジャスト1000円の組み合わせはあるかもしれませんが・・・
試行錯誤
計算技能を向上させるためには、今回のように子どもたちが興味関心を示すものに学習の要素を取り入れることも効果的といえます。
45分の学習を通して、子どもたちは計算技能を楽しく高めていくことでしょう。また、価格の合計や組み合わせの学習を通して、計算力を鍛えるだけでなく、算数へのモチベーションを高めることにもつながります。
無我夢中で1000円を目指すなかで、自然と計算技能が高まっている。そんなイメージで学習をすすめてみてください。
今回は1000円ぴったりという条件でしたが、値段を変えてみてもよいかもしれません。あとは「ポンデリングは必ず1つは買う」など必ず何かを買うという条件でもおもしろいかもしれませんね!
問題をつくるときは「どのような条件にするか」がとても大切です。
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