スマホガチャ
スマートフォンのゲームでは、「スマホガチャ」と呼ばれるくじがあります。通常、レア度の高いアイテムやキャラクターを引き当てる確率は低いですが、課金を繰り返すことでレアなものを手に入れることができることがあります。このとき、「当選確率1%」などの表記が表示されることがあります。
そこで1つの疑問が生じてきます。
当たる確率が1%ってことは、100回引けば必ず当たるってこと?
さぁそれは今から見ていきましょう。
スマホガチャの特徴
スマホガチャの仕組みを理解する前に、カプセルトレイ(ガチャポン)の特徴について見ていきましょう。
カプセルトレイの場合、一度引いたハズレのカプセルを再度販売機に戻すことはできません。したがって、ハズレを引いた場合、販売機の中からハズレのカプセルが減っていきます。このため、当たる確率が1%の場合、100回引けば必ず当たりを引くことができます。
では、スマホガチャの場合はどうでしょうか?
スマホガチャは、ハズレを引いても、ハズレの数が減少することはありません。
結論
当たる確率1%でも100回引けば必ず当たるわけではない。
全てハズレを引く確率
1回引いてハズレを引く確率は100分の99。
100回引いて100回ともハズレを引く確率は100分の99の100乗。
100分の99の100乗≒0.366。
つまり、約36.6%の人は100回ガチャを回してもレアなアイテム(キャラクター)を引き当てることができません。
当たる確率
1ー0.366=0.634
つまり、当たる確率が1%のスマホガチャを100回引いてレアなアイテム(キャラクター)をゲットできる確率は約63.4%。
この数字を高いと見るか、低いと見るかはその人次第となります。
どうしてもレアアイテムをゲットしたい!
少なくても1回は当たる確率を下記にまとめました。
10回引く・・・9.6%
20回引く・・・18.2%
30回引く・・・26%
100回・・・63.4%
459回以上・・・99%
どれだけ引いても当たる確率が100%になることはありません。
なので、どれだけ課金してもハズレ続けることもあり得えます。
おわりに
「当たる確率1%」と聞くと、100回引けば1回は必ず当たると誤解しやすいですが、しっかりと考えるとそうではないことが分かります。このような確率誤解は、ギャンブルの世界でも見られることですね。パチンコやスロットなどでも、高い確率で勝てるという誤解から多くの人が続けてしまうことがあります。
確率には慎重に対処する必要があります。世の中には確率が溢れかえっていますが、パッと見て鵜呑みにするのではなく、一度立ち止まり考えることが大切だと言えそうです。
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