コンパスって難しい
子どもたちが小学校3年生で初めて使うコンパス。コンパスは非常に便利な道具で、円を描くだけでなく、多角形を描く際にも大いに役立ちます。そのため、高学年になっても必需品と言えるでしょう。
しかし、コンパスの操作は難しく、子どもたちは上手に使うことができずにイライラすることがあります。指導者や保護者もその苦労を経験したことでしょう。
そこで、今回はコンパスを効果的に使う方法をご紹介します。
ただ繰り返すだけはNG
反復練習はスキル向上において重要ですが、ただ単に反復練習を行うだけでは効果が限定的です。
各練習を考えながら行うことが大切です。特に成功した場合、どこが良かったのかを振り返るべきです。逆に失敗した場合、どこが改善すべきかを客観的に評価することは、コンパスの技術だけでなく、あらゆるスキルを向上させるために重要です。
練習方法
まずは円を描くことを簡単にできるよう、指導者が工夫を凝らす必要があります。円を上手に描ける成功体験は、スキル向上において貴重なものとなります。
画用紙に描く
コンパスを上手く使えない大きな理由として「針が動く」というのがあります。そこで、画用紙を使用することで針が刺さりやすいという環境を作り出します。最初は画用紙で練習すると、上手く描けることでしょう。
コンパスの使い方
下敷きは外す
下敷きがあると針が上手く刺さりません。コンパスを使用する際は下敷きを外しましょう。
優しく持つ
力が入ると針がズレる原因になります。力まずに優しく持ちましょう。
薄くてもいい
濃く描こうとすると、鉛筆の方に力が入ってしまいコンパスがズレる原因となります。そのため、慣れないうちは薄くても構いません。
回転する向き
右利きは時計回り、左利きは反時計回りです。
このコンパスは買うな
どんなコンパスを使うかはとても大切です。コンパスによっては小学生の子どもが使いにくいものもあります。ここでは買ってはいけないコンパスを紹介します。
100均
保護者に対して「コンパスを用意しておいてください」だけを伝えると、100均などで購入したコンパスを持たせるご家庭があります。もちろん、それは間違っていません。なぜなら「コンパスを用意してください」としか伝えてないわけですから。しかし、100均のコンパスはとても使いにくいためオススメはできません。
シャーペンスタイル
鉛筆のところがシャーペンになっているものもオススメできません。大人が使う分には問題ないかもしれませんが、子どもとなると話は別です。使いにくさを感じると思います。
このコンパスを買え!
技能の差は優良のコンパスを使えば埋まります。
私は保護者の方にはコレを買ってくださいと伝えます。同じ学年の先生にも伝えて、他のクラスの保護者の方にもオススメします。子どもたちに聞いてもほぼ全員が「使いやすい!」と言います。開発した人、すごいです。
このキャップがついたコンパスはご存知でしょうか。このキャップがあることで、円を美しくかつスムーズに描くことができ、操作が楽になります。コンパスの操作に悩んでいる指導者や保護者には、絶対におすすめです。価格も約500円程度で手に入ります。100均のものと比べて5倍の価格ですが、その差は確実に効果で埋まります。ぜひ1度試してみてください。コンパスの革命です。
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